Twitterが生んだヒット商品(1)

桃屋の辛そうで辛くない少し辛いラー油とは

ネーミングの通りのラー油です(笑)。通称「桃ラー」。特徴はフライドガーリックがたっぷり入ったラー油で、ご飯にかけて食べるなど、餃子にかけるくらいしかなかったそれまでの用途を大きく変える商品になりました。私も一時期はかなりハマっていました。

Twitterでの拡散

 Googleのリアルタイム検索が使えない現在、いつから呟かれ始めたかを正確に把握できませんが、ピークは2010年3月だったことは覚えています。自分のログを見ると6月には飽きたという呟きがあり、爆発的なブームは数ヶ月で終わったのかもしれません。しかし今でもスーパーの棚をしっかり確保しており、完全に定番商品になったということがうかがえます。

まず私が「桃ラー」を認知したきっかけはTwitterでした。多くのユーザーが「桃ラー」というキーワードを呟いており、「なにそれ?」というのが第一印象でした。その後メーカー完売情報が流れたり、エスビーから競合商品が発売されたり、自作する猛者が現れたりとブームはどんどん加速していきました。在庫がある店舗は「#momorah」などのハッシュタグを付けて呟かれ、市場では入荷即完売という有様。ベルカーブで言えば、イノベーター、オピニオンリーダーを飲み込み、一気に普及率16%のラインを超えたのだと思われます。そう考えれば、「Twitterユーザー=イノベーター」であると言えないでしょうか。