失敗するFACEBOOK活用とは

弊社ではコンサルティングに入る前に、必ず運用に当たってのヒアリングを実施していますが、そのヒアリングで大体次のようなことが問題になります。

  • ベースになる自分の個人アカウントとリンクしたくない。
  • メッセージを確認するのが手間である。
  • 見知らぬ人とのコミュニケーションに抵抗がある。
  • 投稿するネタが無い。
  • 同業他社との差別化が出来ない。

ベースになる自分の個人アカウントとリンクしたくない

社長ではなく、従業員の方がFACEBOOKページを運用するというケースが多いのですが、ヒアリング前はほぼ会社名でアカウントを取得出来ると思っているようです。しかしFACEBOOKは個人アカウントが基本になり、そのアカウントでFACEBOOKページを作るという手順をお話すると、大体二の足を踏んでしまいます。ビジネスとプライベートを切り離したいという考えに由来するようですが、管理人且つページオーナーにならない限りその事実は表に出ることはありません。それよりもFACEBOOKページの情報を個人でシェアしたり、逆に個人の投稿をFACEBOOKページでシェアするなど、情報の拡散こそ必要なことなのですが、なかなかご理解頂けないのが現状です。

メッセージを確認するのが手間である

では日々メールチェックしていないのか疑問に思います。メール通知をオンにすればメールで確認できますし、PCで作業中ならブラウザをバックグラウンドで起動していればリアルタイムでメッセージが入ります。もしスマートフォンを持っていれば、FACEBOOKメッセンジャーをインストールすることにより、出先でもメッセージの確認がリアルタイムで出来るようになります。ここまで来るともはややらないための理由付けにすら感じます。

見知らぬ人とのコミュニケーションに抵抗がある

日常業務でも一見のお客様とのコミュニケーションはあるはず。それがインターネット越しになるだけでかなり抵抗を感じるようです。コミュニケーションが無ければビジネスは成り立たない、ビジネスの領域を拡げるためのインターネット活用なのですから、せめてご理解いただきたい部分です。

投稿するネタが無い

これは企業ブログが普及した際にもよく言われたことです。Twitterも同様です。何も一日何度も投稿しろと言っているわけではありません。まずユーザーに何を伝えたいか考えること。例えばメンテナンスを売りにしている会社であれば日替わりで担当者を登場させたり、あくまでも商品のPRにこだわるのであれば商品開発の裏側を小出しにしていくなど、3C(customer・company・competitor)を意識すれば投稿するネタはいくらでも出てくると思います。

同業他社との差別化が出来ない

前述した3Cの競合に当たります。さらに自社の強みが分からないというケースも多々あります。このような場合弊社では、SWOTと3C分析から情報発信の方向性を策定することにしております。

FACEBOOK活用の目的は、まずありのままの企業を知ってもらうこと、そして顧客や見込み客とのコミュニケーション、意見や要望の共有だと考えます。上記5項目に当てはまるのであれば、そもそもFACEBOOK活用の目的に矛盾してしまいます。その場合はFACEBOOKページの活用を諦めるか、一度会社としての方向性の見直しをすべきと考えます。

 


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